セントラルプロフィックスは、1950年(昭和25年)の創業以来、高水準なクオリティで業界を担うプロ集団として、日々技術を磨いてまいりました。このページでは、創立当時からの時代を感じる資料を織り混ぜながら、当社の製版事業の歴史をご紹介いたします。


昭和42年。社屋が現住所に移転する前の入社案内です。時代の推移を感じる興味深い資料です。

 

 

昭和46年。新社屋移転当時の中央区湊3丁目付近。左上の青と黄色の建物が弊社です。カラフルなビルがやたら目立っていました。

 

 

初代のロゴマークと社屋の近景。濃いブルーにイエローという大胆なカラーリングです。

 

 

手書きのイラストがふんだんに使用された、なんとも味わいのある昭和46年の会社案内。製版業務の工程が丁寧に描かれています。

 

 

セントラルプロセスの概要(当時の資料より抜粋)

当社はポスター、カタログ、カレンダー等の、色彩宣伝印刷物の写真平版製作の専門会社で、製作課・写真課・修整一課・修整二課・焼付課・校正課と各課ごとに、技術陣のエキスパートが当社の社是たる“一流の技術・生産性の向上・適正な配分”をモットーにしてがんばって居ります。

設備は四六全判懸垂式製版カメラを始め、四六半裁懸垂式カメラ2台、立型全暗室式製版カメラ、立型真銅分解カメラ、横型立型真銅分解カメラ、17時・24時の自動現像機、四六全判水平式境枠2台、菊全判動力校正機、菊半裁手動校正機2台、写真修整台46台を揃えて、良心的な作品をつくりだすと共に、技術陣を総動員してアフターサービスにはりきっています。

創業より弊社を支えた技術者たち。そのあくなき探究心は、今も途切れることなく受け継がれています。(昭和47年)

 

 

現在も、OB会として旧交を温めています。

 

 

新しく社会人となる皆さん(当時の資料より抜粋)

この美しい印刷は私達の作品です。どうやってつくるのでしょうか。美しいものにあこがれるのは万人共通の心。さぁ皆さんも私達と一緒に美を創りだしていこうではありませんか。職場をあげて皆さんをお待ちしています。

昭和40年代、まさにアナログ全盛期。写真にあるこの専業ぶりは、ある意味うらやましくもある時代です。


平成元年当時の会社案内。より高水準なクオリティをご提供できるよう、いつの時代も最新鋭の設備、最高のスキルを惜しみなく取り入れています。

 

 

平成元年頃の社屋、建築家の加藤義夫先生がデザインを手がけられた特徴的な外観。上階にはモダンな螺旋階段も設置されました、外から機械設備が搬入できるよう、大きな扉が各フロアーに設置されています。

 

 

手集版には熟練した職人の腕が必要不可欠でした。複雑なデザインのアナログ製版となると、繊細な切り抜きを駆使し、幾枚もの複雑なマスクを作り、製版フィルムの完成に数日間を要することもありました。今ではDTPにて効率的に正確な製版データが完成いたしますが、職人芸による手集版などに思いを馳せると、アナログ時代も味わい深い繊細な時代であったと感慨深いものです。

 

 

2代目の当時のロゴマーク、製版レスが始まり、DTPが台頭し、新しい展開を願って芽生えをイメージしてデザインされました。

 

 

写真もポジフィルム全盛期。ハイエンドドラムスキャナで写真分解をしていました。シリンダーへのオイル巻き、懐かしい響きですね。

 

 

いつの時代も最新の設備と最高のスキルを揃えて来た当社ですが、今見ると設備や機器に時代が感じられ、当時はこんなマシンで頑張っていたんだなあ、こんな時代もあったなあと懐かしく思えます。

 


以上、1950年〜2000年頃までの当社の歩みを掲載いたしました。いつの時代も常に一歩先ゆく技術をご提供できるよう、成長・進化を重ねてまいりました。これからも弛むことなく、ご要望ならびにご期待へお応えしてゆきたいと考えております。2000年以降のあゆみについては、沿革に掲載しております。また、弊社のヒストリーをご紹介するショートムービーもございますので、合わせてご覧いただけましたら幸いです。

1分46秒でわかるセントラルプロフィックス(動画)